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時間外来診療

09:15~12:15
14:00~17:30

休診日土曜・日曜・祝祭日・年末年始・お盆

看護部

看護部の教育プログラム

看護部教育は『生活リハビリ』と『カンフォータブルケア』の2本柱からなります。

生活リハビリ

生活リハビリとは、元々は介護論で多くの執筆をしている理学療法士の三好春樹氏が名付けた言葉です。
入院が長期化している慢性期の精神障がい者や認知症の高齢者のケアを行うにあたり、看護師と介護士がともに協力し合って目指す、対象を把握するのための考え方です。

  1. その患者様の得意なこと、強みを把握し、そこに光を当てる関わりによってその方をイキイキとさせること、
  2. 日常生活行為を、その人らしい方法で実践できるよう支援すること、

この二点を狙いとしてその方にアプローチしていきます。
入職後2~3年目に研修会の中で受け持ち患者様のケースを持ち寄り、じっくりと理解を深めていきます。
そのうえで看護師はケアプランを、介護士はADL表を作成し実践します。

カンフォータブル・ケア

カンフォータブル・ケアは「快の刺激」に着目したケア技術です。カンフォータブルとは英語で「心地よいこと、快刺激」と訳されます。すなわちカンフォータブル・ケアとは認知症者が心地よいと感じる刺激を提供することで認知症周辺症状を軽減するためのケア技術です(「カンフォータブルケアで変わる認知症看護」著者:南 敦司より)。
毎年、カンフォ―タブルケアの学習会を、ロールプレイを交えて行いながら繰り返し学び、日々のケアで実践しています。

ノロウイルス感染予防学習会ノロウイルス感染予防学習会の様子

その他にも、認知症看護認定看護師による重度認知症の疾患と看護に関する学習会、CVPPP(包括的暴力防止プログラム)、看護倫理、虐待防止など行動制限最小化に関する学習会、アサーションやアンガーマネージメントなどセルフコンパッションの学習会、褥瘡予防ケア学習会などは毎年複数回必ず実施しています。
さらに、e-ラーニングのパッケージ『学研ナーシングサポート』も導入していますので、各々が関心のあるテーマについて自分のペースで学べます。

新採用者への教育プログラム

毎年4月には「新採用者オリエンテーション」として2日間にわたって様々な職種の課長から講義を受けます。同期の仲間づくりを狙いとした夕方からの茶話会も好評です。
また、中途で採用となった職員のフォローのために、「新採用者フォロー研修」も企画し、職場への適応のサポートとしています。茶話会の中で今の所感を述べ合って分かち合い、仲間づくりの場にもなっています

目標管理面談

年に数回、所属課長や主任と面談を行い、自分の課題について相談し、目標立案のアドバイスを受けたり、それを共に評価したりします。この面談を通して、看護師・介護士としての自分の成長を実感することも多いようです。日頃の悩みや相談の機会にもなっています。

院内ケア・業務改善発表会

毎年2月に開催している「日頃の取り組み」を発表し合うイベントです。小さな業務改善から、看護研究まで内容は様々で、看護部外の部署からのエントリーもあります。近年の発表テーマでは、長期入院患者の母親の心情をインタビュー分析して考察したものや、メンタルステータスイグザミネーション(MSE)とクライシスプランを用いて効果的にケアを行った実践報告など意欲作も増えています。

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